2021年11月16日火曜日

むかわ竜(09/13)


むかわ竜の化石は、穂別町の堀田良幸によって2003年4月9日に発見された。
堀田は穂別博物館の櫻井和彦館長に連絡して見つけた化石を博物館に寄贈。
現場を見た櫻井は、首長竜の尾椎骨と誤認し、収蔵庫に仕舞われた。
東京学芸大学所属の佐藤たまき准教授が、2011年8月に恐竜の化石である可能性を指摘。
北海道大学総合博物館の小林快次准教授に鑑定を依頼。恐竜化石と判断。
新種の可能性も考えられた。
むかわ町は総額6,000万円の予算を付けて3年計画の本格的な発掘事業を開始。
地層が脆弱であったことや垂直に近い崖が存在したことから、発掘は困難であった。
2014年10月には全身のほとんどを採集した可能性が高いと報じられた。
2017年には一部の化石のクリーニング作業が完了し、全身骨格であることが判明。
日本で恐竜の全身骨格化石が発掘されたのは、3例目。
ハドロサウルス科の全身骨格化石としても世界で3例目という稀な例となった。
2018年3月には、ほぼすべての化石のクリーニング作業が完了。
日本で発掘された化石としては最も完成度の大きいものとなった。
3つの固有の特徴と、13のユニークな特徴を併せ持つ新属新種として認定された。
学名には、先住民であるアイヌの言葉で「神」を意味する「カムイ」を含めた「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名された。意味は「日本の竜の神(日本の神トカゲ)」としている。
 ウイキペディアより

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